2009年2月26日木曜日

銚子市長が弁明書提出

銚子市長が弁明書提出
解職請求で
 銚子市立総合病院の休止問題をめぐり、市民グループから解職請求(リコール)された岡野俊昭市長は25日、「解職請求の主張は正当な理由がない」とする弁明書を市選管に提出した。
 岡野市長は弁明書の中で、「医師不足が深刻化し、病院経営が立ちゆかない状況の中で、病院にこれ以上、多額の資金を投入し続けることはできなかった。市を守ることこそが最大の責務と考えた」と病院休止を決断した理由を改めて説明。そのうえで「病院休止は市議会の議決を経て進めたことで、決して独断的に強引に行ったことではない」と強調している。
 病院再開に向け、医療法人1団体から指定管理者の応募があったことを受け、「早期再開を第一に全力を尽くして取り組んできた。リコールは市政の混乱と停滞を生じさせ、病院の再開を遅らせてしまう。銚子市の将来にとって有益なことかどうか、いま一度冷静になって考えてほしい」としている。
 市選管は住民投票が告示される3月9日に、解職請求代表者からの解職請求書と市長の弁明書を各投票所付近などに掲示し、市民の投票の判断材料にする。
(2009年2月26日 読売新聞)

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