2009年2月26日木曜日

被解職請求者 銚子市長 岡野俊昭の弁明書

弁明書
平成21年2月25日

銚子市選挙管理委員会委員長 様


被解職請求者           
銚子市長 岡野俊昭       
(生年月日 昭和21年3月21日)


 平成21年2月6日付け銚選第95号で弁明を求められたことについて、次のとおり弁明します。

(弁明の要旨)
 解職請求者の請求に対して、弁明しその主張が正当な理由を有しないことを明らかにします。

1  私は、市を守ることこそが最大の責務として、病院休止を決断しました。
  市の監査委員からも病院の経営改革を要請されておりましたが、大幅な改善に至らず、都市経営者として、銚子市の将来を見据えたうえでの、やむを得ない判断であったことを是非ご理解願います。

2  医師不足が深刻化し、外科・内科の入院や救急対応もできなくなるなど病院の診療機能の維持が困難となり、病院経営が立ち行かない状況の中で、全職員の給与カットを実施するなどひっ迫した市財政の状況にあって、病院にこれ以上の多額の資金を投入し続けることは、私にはできませんでした。

3  病院の休止は、市議会の議決を経て進めたことであり、決して独断的に強引に行ったことではありません。

4  もちろん、病院休止以来、患者の皆様やそのご家族をはじめ、病院職員、病院に関係する方々に対しては、大変なご心配とご負担をおかけしたことに心を痛め、大変申し訳ないという気持ちでおりますし、今もこの気持ちに変わりはございません。

5  病院の診療再開は市民の皆様の願いであり、その実現のために、私は、早期の診療再開を第一として全力を尽くして取り組んでまいりました。

6  この結果、医療法人1団体から指定管理者の申し込みをいただき、病院再開の光が見えてきました。
  現在、選定委員会で審査が行われておりますので、私としては、大いに期待をし、見守ってまいりたいと思います。

7  今回のリコールは、市政の混乱と停滞を生じさせ、病院の再開をも遅れさせています。
   このことから、リコールに賛同され署名された方々も、この時期のリコールが銚子市の将来にとって本当に有益な事であったかどうか、いま一度冷静になってお考えいただきたいと思っております。
  市民の皆様のご理解と冷静なご判断をお願い申し上げます。


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